八ケ岳・・・渋の湯から硫黄岳       地蔵尾根から赤岳へ 

                                                      7月31日〜8月2日   
   コースタイム
7月31日  渋の湯・・・2:10・・・黒百合平
8月1日  黒百合平・・・1:30・・・東天狗岳・・・0:30・・・(西天狗まで往復)・・・1:15・・・夏沢峠・・・0:55・・・硫黄岳       ・・1:20・・・赤岳鉱泉・・・0:45行者小屋
8月2日  行者小屋・・・1:00・・・地蔵尾根分岐・・・1:10・・・赤岳・・・1:20・・・行者小屋
  一日目
新大阪発6:47「のぞみ」に乗り、名古屋で「しなの」に乗り換える。空いていて座れたのはありがたい。塩尻で普通電車甲府行きに乗換え、茅野で下車。バスがなくてタクシーにする。途中、御射鹿池というのを運転手さんに教えてもらう。東山魁夷の白い馬の絵はこの池がモデルと聞く。深い緑色の水を湛えた美しい池であった。渋の湯から黒百合ヒュッテまでは樹林の中の道、スイスの山と比べてしまうが、日本の山も美しい。テント場は下に敷く板を貸してくれ、これが何とも居心地がよかった。 
二日目
 3人なので朝食の準備や片付けも速い。5:30出発、よい天気だ。中山峠から急な登りを抜けると天狗岳が見えてくる右が西天狗、左が東天狗、登山道は東天狗の頂上に続いている。岩場も少しあり、慎重に登る。山頂からは360度の素晴らしい眺め遠くはかすんで見にくいが、これから行く稜線が続いている。荷物を置いて西天狗まで往復する。
 ここからしばらくは緩い登り下りをくり返し、根石小屋の近くでコマクサに出会う。シラビソの林の中を 下っていくとやがて夏沢峠に出る。ここでしばらく休憩。いよいよ最後の登り、硫黄岳まで1時間、見上げるとはるかに高いが一歩ずつ足を進めると、以外に早く硫黄岳の山頂に到着。しだいにガスがかかってきて赤岳も見えない。予定通り赤岳鉱泉に下り、お昼は奮発してラーメン・・・おいしかった。でもお腹が膨れて、行者小屋までの道が以外に遠かった。
   
    三日目
 夜中雨・・・登るのは無理かと思っていたが、明けてみると雨も止み、何とか登れそう。急いでカレーラーメンを作って食べる。不思議と、このラーメンは食べられる。テントはそのまま、荷物も軽いのでうれしい。雨でぬれた岩は滑りやすく慎重になる。ハシゴ、鎖と連続、乾いていればどうってことはないが、やはり気を使う。1時間ほどで上の稜線に着く。お地蔵さんが迎えてくれる。「ありがとうございました。無事登れました。」
 展望荘まではすぐだった。トイレを借りて小休止、赤岳の登りも濡れた岩場を慎重に行く。展望はまったくなし。晴れていれば富士山も見えるのに・・・。赤岳山頂は風が強くて寒い。早々に下りることにする。下山の途中にコマクサの斜面、「こんな所に咲いてたんだ」
行者小屋に着いたのが8:40 やれやれ・・・テントをたたんで下りる。美濃戸口でお風呂に入り冷えた生ビールで「ごくろうさん」。
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