4日
入会後、初めての宿泊山行。天気は晴れで一安心。バスには白装束に地下足袋姿のおじいさんもいて、大峰は信仰の山だなあ〜と思いを馳せる。
いよいよ出発。最初は階段の登りがしばらく続き、登りきった所で小休止。東の方を眺めると視界には大峰山系が。その中に三角帽子の尖った形の特徴のある山があり、私はさっそく昨夜本で読んで覚えたばかりの山座同定にチャレンジ。狼平までは水平距離が長い割にはそれほどのアップダウンもなく、だらだらとした登りがつづく。4月の気温が低かったためだろうか、期待した新緑には少し早すぎた様子。昼過ぎに栃尾辻を通過しほぼ予定通りに狼平に到着。当初、狼平の避難小屋に泊まる予定だったが、連休という事もあってか既に1階は一杯。2階への上り下りを避け、4人はテント泊に変更。夕食は豚鍋。私はこれまで山行ではカロリーメイト系の保存食ばかりで、山では火を使った調理は初めて。ちゃんとした温かい食事に感謝! 日が傾くと急に気温が下がりフリースを着ても寒いぐらいに。
あの山は〜?
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ぶなの新緑はまだかな〜
5日
マルちゃんのカレーうどんで腹ごしらえして7:10出発。この日も快晴。弥山までは木の階段とだらだらした登り。このあたりから立ち枯れの木が多く、大台ケ原を思わせるような風景。1時間弱で弥山に到着。弥山のテント場から東の方向は眺望が良く、しばらく景色を楽しむ事に。私はまたも山座同定にチャレンジ。弥山からは30分ほどで八経ヶ岳へ到着。なだらかな山容だがここが近畿で一番高いらしい。ここから明星ヶ岳、日裏山を回って昨日登ってきた道に出会う。途中、たくさんの木が枯れて横倒しになり大きな根が露出して、まるで木の墓場とも呼ぶべき所が。その後、昨日登った道を下るが、だらだらと続く下りが登りの時よりも非常に長く感じる。「長いなぁ、これ、登ってきたんやなぁ〜」との声も漏れる。膝が悲鳴を上げ始める頃、ようやく天川川合に帰着。吊り橋横の宿にて汗を流し、さっぱりしてから帰
路に着く。
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