座岳会 -第一回 リスクマネジメント-

<日時>2015724  
<場所>立花 会事務所   
<参加人数>13      
 

今年より山行部会の後に安全登山の普及の為の知識・技術の習得を目指し、会員自らが講師となる
講座座岳会を開催します。

第一回目はテーマをリスクマネジメントとして、過去の山岳事故の事例に対する討論や自らが実践、
意識している安全対策の共有を行いました。

取り上げた山岳事故事例は2013年の中央アルプス檜尾岳韓国人パーティ遭難事故、悪天候と装備の
不備から大きな山岳事故となりましたが、それ以前に20名という大人数のパーティ、経験のある
ガイドの不在など計画時点で危険な山行であるという意見が多数。

 
事故事例について討論する

計画の時点で登山経験のある人からすれば危険を感じるものでしたが、たとえば登山経験の無い方を
誘って山に行った場合など、自分がパーティで一番の経験者になった場合は色々と配慮する必要が
あると思いました。

ボストンバッグで大峰の弥山川を遡行した人やホームセンターで買ったテントでアルプスを縦走した
人を知っています。

僕も見た目が気に入って買った、何故か吸水性抜群のレインウェアで雨の北アルプスを歩いていた
ことがあります。
 

安全対策についてはやはり登山計画と地図読み(自分が今どこにいるのか?の把握)が重要で、登山前に
地図を見ながら登山計画を立て、予備知識を頭に入れることが大切だと改めて思いました。

 
講師の方の地形図への書き込み

講師の方に見せて頂いた地形図には自分の歩くルートやエスケープルート、沢の位置が書き込まれて
いました。山行前に必ず行く山域の地形図で行うそうです、こういった山行前の作業で登山に対する
経験値が変わるという言葉が印象的でした。

<次回の座岳会>

9/25(金) 山行部会後を予定しています(テーマ未定)。
山行部会の後に開催としているだけで誰でも参加可能です、また講師を買って出て頂ける方は是非お願いします。

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