兵庫県連 岩の搬出救助訓練  
2014年9月7日 
  崖上に移動し全員セルフビレイをとる。

要救助者がその崖の途中で動けなくなったという想定で救助。


要救助者はバックアップ用にロープ(念のためクリムハイストで
さらにバックアップを取っておく)でつながれムンターで下降。


  救助者がスタティックロープを持って降りていき、
要救助者の腰の下に自分のPASを通しメインロープと結束し

お姫様抱っこ状態にする。

救助者と要救助者もクイックドローで結束。


それから上の救助チームが1/3システムで2人を引き上げる。

レスキューセンダーやIC(グリグリの大きい物)など普段使わない
機材なのでロープに対する向きをよく確認しないといけない。


  次の訓練。救助チームを崖上と要救助者下のテラスの2箇所に分散。

こう書くと簡単だが、4本もロープを使っても20人近くが懸垂下降で
降り、(時間短縮のためバックアップはとらず、ビナの間にロープを
通し摩擦を高める)狭いテラスに集まる(もちろんセルフをとる)
いう珍しい光景。

マムートの広告のよう。


要救助者と救助者が下降してくるのでICを使いチロリアンを張って
引き寄せる。
 

最後。ザックを下にひき平らな場所を作りストレッチャーを広げ、
要救助者を梱包。


ここからさらにストレッチャーごとまっすぐ降りる班と、
別の道から降りルート工作をする班に分かれる。


まっすぐ降りるのは何度も足がすべり大変であったが
いい勉強になった。


ストレッチャーにセルフをとって、体重を預けると動きやすいが
セルフをとる位置や長さに工夫がいる。

特に上部側の人は、短めに設置しないと下部の人とぶつかる。

汗と沢水でびしょ濡れになったころ、ようやく一般道まで下降できた。

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