篠山:母子古道を探る
 初めて内ヶ蔵谷を探索した時、谷沿い二股で「左もうし」と書かれた石碑を見つけた。谷,斜面中間に有る谷沿いの踏み跡も発見した。
 内ヶ蔵谷の源流の峠を越えその先にある母子大池方面の谷には道が有り母子へ通じる「母子古道」が在るに違いない、と何年も探索の想いを抱いてきた。
 一人ではチョット怖い。又もや度胸と脚力が遥かに勝るA氏に同行を願い未だ見ぬ古道を探索した。果たして峠を挟んだ4.4KMの谷歩きの素晴らしさは他の山域では感じたこともない素晴らしいものであった。
 B子さんにも「手つなぎ流やさしく読図」で案内してあげなければイケない。
20011年4月4日  快晴  男子二人   【地形図:篠山】
三田9:46=10:30母子バス停10:40ー11:10勝合谷池ー11:03母子大西谷入り口ー12:25第三堰堤手前13:05ー14:00大コブヶ岳ー14:15内ヶ蔵峠ー14:40P511回り込みへ吊り道ー 14:50もうし道標二股ー14:55古道水平道ー15:40高速中谷ー16:10古市駅
母子はお茶の産地らしく至る所に茶畑がある。  バス停前の茶畑農家の庭に案内され購入した事があるが農協へ卸すそのままの袋と値段で購入した。直売の安さを期待した所為か流通機構の味気なさを感じた。 勝合谷池方面最短道入り口・「私有地につき進入禁止」の看板が建っている。  奥の少しばかりの畑も荒れ放題だが傍らのお地蔵さんが”古道”の入り口である事を物語っている。 母子大池西谷の踏み跡、忘れ去られ、人の息吹が殆んど感じられない空気の中に得も言えぬ趣が感じられる。
母子側谷、幅5Mはあろうかの踏み跡を発見した。  標高点503(P650への南西方面分岐点)にはこの谷唯一の文明臭がする真新しい堰堤が3つ連続している。分岐目印になるので我慢しよう。(後方に第3堰堤が写っている) 大コブヶ岳と威勢のいい名前に合わず申し訳程度の小コブでしかない。 写真右手は三田カントリー27ゴルフ場、左後ろはP699への稜線、手前は歩いてきた母子大池西谷、内ヶ蔵峠方向の三叉路になっている。 母子古道真ん中に位置する内ヶ蔵峠である。写真手前の大コブヶ岳から降り立った地点で右側の母子大池西谷と左側の内ヶ蔵谷を分けている。
内ヶ蔵谷の真ん中に位置するP511を一周する谷に沿って北側へ回り込む。   右岸の急勾配で流され消滅したへつり道を捜して北から西へ、さらに南へ大きく回りこまねばならない。 回り込みが完了した地点に「左もうし」と読める石碑のある二股。  内ヶ蔵谷の大きな分岐点で写真左が峠への道である。右は大コブヶ岳へ通じている模様だ 内ヶ蔵谷の30Mほど上の斜面に谷と平行に写真の様な廃道がある。以前の調査でに発見した踏み跡である。今回はここを当野方向へ歩いた。
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