愛宕山〜追谷山(北摂)
勾配の急峻さから判断すると親分、頭の威厳を備えた一角の野武士で ”おい!通るなら通行税を置いて行け”と怒鳴られそうな山域である。 痩せ野武士が草むらにうずくまり、こちらを窺っている様な奥能勢の山域とは様子は違う。 愛宕山と追谷山の間は地形が判り易いが、その前後はルート判断が難しい。特に追谷山からの下りとP515三叉路の先の2箇所は特徴の無い地形で薮しかなく二人して進行方向を探した。静かで、地形を楽しむならバッチリ楽しめるコースだ。 度胸、脚力、コンパス技術、を備え持ったA氏の同行を得られたので、安心感から危険度,疲労度が減り余裕を持ち歩く事が出来た。 しっかりした相手と行くべきで単独で入るのは良くないだろう。
2011年3月18日 晴れ 2人
日生中央駅8:10発==8:20 清水バス停 9:00--9:45・P380--9:55 愛宕山--10:10 猪名川霊園峠--10:40 追谷山--11:20 P415 清水北分岐--11:55 P515 内田池分岐--12:05 P515島分岐--13:00 杉坂峠13:15--13:40 柏原下バス停==日生中央駅
清水バス停から北西に200m程歩くと階段の上に社がある。裏から藪の急登を支尾根を目指すと25分後に踏み跡らしきものを発見。見え隠れしながらP380まで続いていた。 愛宕山頂上(414m)の愛宕さん。両側が自然石でガードされている珍しい形に村人の信仰心の篤さが窺える。 愛宕山から猪名川霊園峠へ下る。 登りと共に勾配の鋭さが奥能背の痩せ野武士とは違う山域であることが容易に解る。
追谷山(475m)の頂上、趣は無いが三角点がある 島分岐P515先の双子山手前コブの屈曲点である。 先のコブまでは平坦で歩きやすいので通過してしまわない様に注意。 双子山の先4分でT字路で崖に突き当たる。島分岐のP515を過ぎてからは町界線のみの記載でルートと地形の理解が難しい。
杉阪峠手前10分のH485地点の屈曲点。何度か歩いている向山連山が奥に見えていたので 進行方向の判断材料にできたが、読図技術の力不足を思い知らされた。 杉坂峠からの峠道では4〜5箇所で台クヌギ林を目にすることが出来る。 つい最近まで炭焼きが営まれ黒河地区同様に菊炭が作られていたのだろう。 峠道は「大船山街道」である。途中の向山連山関電巡視路以外の利用は無いのだろう。十倉、川原集落への利用も既に途絶え、台クヌギ林と同様、村民から忘れさられている。
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