黒部 下の廊下
       10月19〜20日
コースタイム(休憩含む)
19日 欅平9:10・・・鉄塔9:57・・・蜆岩10:47・・・志合谷トンネル11:40・・・大太鼓12:05・・・折尾滝13:10・・・阿曽原小屋14:45
20日 小屋5:30・・・関電宿舎6:20・・・仙人ダム6:30・・・半月峡7:47・・・十字峡8:35(下に降りる)・・・白竜峡10:40・・・別山沢11:10
     新越沢11:50・・・内蔵助谷出会13:20・・・黒部ダム下14:45   
       
 欅平駅  鉄塔を越えるとすぐに水平道に入る  尾根を越えるとさらに続いている  もう少し行くと蜆谷
 志合谷の下はトンネルになって
いる。真っ暗なトンネルでヘッドランプ必携、足下には水が流れているがこの日はお天気続きで水量も少なかった。多い時は靴の中まで濡れることもあるようだ。結構長く感じた。やがて大太鼓の手前から欅平の駅が見える。
   ← 折尾大滝

その手前の折尾谷もトンネルを通るが、すぐに入り口がわからず、よくよく見ると下に降りていく道があった。
しばらく水平道が続く。同じような道にだんだん飽きてくる。やっと下り始めると阿曽原小屋とテント場が見える。

            阿曽原小屋→
 
  ←露天風呂

小屋から10分ほど下った所、男女で時間交代。熱い湯に水を入れてちょうどよい湯加減、実に気持ちがよかった。
 火曜日で小屋も空いていた。一部屋に8人で、布団も余るほど、昨日は10数人一昨日は30人近かったとか。今日でよかった。食事もおいしくかった。 
  ←関電宿舎

翌日いよいよ下の廊下の核心を歩く。小屋から水平道まで登り、しばらく歩いて急降下、下りた所に宿舎が建っている。谷沿い進むと関電のトンネル入り口(高熱隧道)、扉を開けて通路の中を日電歩道と書いた標識を頼りに進む。あたりの空気は湿って熱い。そこを抜けると仙人ダムに出る。
       
 (高熱隧道)入り口  仙人ダム  関電第四発電所  東谷つり橋
  ←半月峡あたり

関電発電所の下からつり橋を渡り、いよいよ峡谷の中心に入って行く。ほどなくS字峡、すぐに半月峡、高度感たっぷりの道が続く。
                   十字峡→ 
西から剣沢、東から棒小屋沢が流れ込む。剣沢からの流れは大きな音とともに迫力満点、橋を渡った広場から下に降り、岩の上に出ると全部が見渡せる。
  峡谷の中で最も美しいと言われる白竜峡は崖を削った道も狭い。丸太を繋いで崖に固定してあるところが多くなってくる。階段で高巻きするところもあり、向こうからのすれ違いの場所に困る。岩肌が白く、水は深い青、そこに落ちてくる白い水の飛沫・・・白竜という名にふさわしい。
       
  白竜峡を過ぎ、別山沢出合を過ぎると高い崖っぷちの難路はなくなり、代わりに登り、下りの道になる。対岸の滝を楽しみながら次第に峡谷の奥へと入っていくが、逆に川幅は広くなり、穏やかな川になっていく。道は河原に出て大きな岩の上を伝い出すと内蔵助谷出合に出る。ここでお湯を沸かし、コーヒーを入れて大休止。ここから1時間弱でダムの下。

←新越沢の滝
                  内蔵助谷→ 
   
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