10日
電車を乗り換えての茅野駅。駅前のそば屋で昼食をとる。タクシーで美濃戸口へ行く途中、山の方に目をやると唐松の黄色が鮮やかに映る。美濃戸口に着いて、色づき始めた赤や黄色の葉を見ながら歩いていく。
やまのこ村の山荘近くで、「みなと労山仲間」が雪崩にあい、尊い命が奪われた、その慰霊碑に合掌した。(帰るときも)
堰堤で立ち休憩。肌寒い。赤岳鉱泉まで大小いくつかの丸木橋を渡り、北沢沿いに左岸右岸を繰り返し行く。小屋に着き、バラバラときそうなあやうい天気、ここまで来ると寒い。手袋をしてすぐテントを張る。中に入ってからすぐ霰がふった。
11日
ぐ〜んと気温が下がったかなと思ったけど、さほど寒くはなさそうだ。一枚余分に着てフリースの手袋をする。朝早い出発なので、ゆっくり進む。深い針葉樹を急登しながら朝日が昇って明るくなってきた。
赤岩の頭につき、硫黄岳を目指す。雲ひとつない素晴らしい青空でまったくの無風。台座の頭で360度の大パノラマ、御岳、乗鞍、槍、穂高が見える。わ〜富士山が鎮座する!!

中岳周辺より
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硫黄岳周辺
喜びもつかの間、緊張が高まっていく!!今から横岳、八ケ岳連峰の中でもスリリングな縦走路の核心部(鎖やハシゴが多い)を通過するからだ。反対方向からも人はくるので順番である。一枚岩の下りはステップが刻まれて、鎖が架けられている。UP、DOWNをくりかえし、赤岳天望荘まで来た。そこから、岩稜の急登を一歩一歩、・・到着〜!!とリーダーの声。八ケ岳頂上からの360度の展望は素晴らしい。富士山がでっかく裾野まで見える。
この後、中岳を越えて阿弥陀岳に向かう。最後の登りとガンバル。またまたの急登だし、浮石がやけに多い。お互いに声をかけながら確実に一歩一歩と阿弥陀岳到着!!やったー?
中岳沢分岐から行者小屋、そこから又赤岳鉱泉まで帰ってきた。
12日
早朝の霜が降りた丸木橋は滑りやすい。美濃戸口まで無事故で行かねばとひきしめ、帰路を行く。
やまのこ村山荘、美濃戸口まで来た。風呂に入ってさっぱりする。昼食は、茅野駅にきたら必ず寄るという「更科」で。場所が変わって新装オープンしていた。満足・満足。
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