大文字五山送り火ハイク  平成20年8月16日


<行動データ>
☆参加人数 :10名(男性1名 女性9名)
☆コースタイム
  JR尼崎駅15:00―山科16:05−毘沙門天16:30−京都一週トレイル休憩17:25―大文字山三角点(466m)16:05
  −大文字送り火点火20:00−下山20:30−銀閣寺山門21:15



 ハイキング部への新入会員さんのお勧めの企画だ。皆楽しみにこの日を迎えていた。が、天気予報では、雨、雷と言い、不安になる。
 しかし、毘沙門天で休憩後登り始めていると、太陽がさし始めて、徐々に夕焼け空が広がる。そして、雨後のさわやかな風が心地よい。ヘッドランプを点灯させての夜行登山だ。
 大文字山で夕食、さわやかな風が汗のかいていた肌を冷やし、寒いほど。19時前に大文字の金ワあたりに移動。なんと、銀閣寺の表参道から大勢の人たちが登ってきて、点火の瞬間を待っている。
「ここにいると今日は風向きがここら辺に向かっているので、先によけていたほうが良いですよ。」と 見物のベテランの方のアドバイス。大文字の2画目の先まで避難する。





 いよいよ、点火に入る。
「静かにしてくださーい」
「ライトをつけるのは止めてくださーい」
 大文字保存会の人たちの声に緊張が走る。そうなんだ。これは、観光事業でなく、宗教行事なのだ。空気にも緊張が漂う。
 点火!75基の火床の炎が天に向かって空に登っていく。それから、10分ほど後、妙法の文字、さらに船、左大文字、鳥居の順に空に浮き上がるようだ。このような、経験は初めて。感動に震えながら、30分ほどで、鎮火したのを見届け、下山を始める。
 本当に、京都の夏の終わりは、荘厳だ。