奥北山分水嶺を歩く  平成20年2月9〜11日


<山行データ>
☆参加人数: 名
☆コースタイム
 データ無し



 出町柳のバス停の広河原方面行は雪遊びに行く子供たちの団体でにぎやかだった。臨時便が3台出るほどの盛況である。小雪の舞う中、広河原へ近づくにつれて雪の量が増し、屋根に積もった雪景色が風情をかもし出している。
 バス終点より"わかん"を装着、府道38号を佐々里峠まで降り注ぐ雪の中ラッセルだ。ガードレールは完全に雪の中、登るほど雪の量は多くなり、交替で進むが、湿った重たい雪、体力要るなぁ そんな中"ルリビタキのオス"発見嬉しくなる。
 程なく峠の山小屋へ到着、火を起こし、水を作り、食べ飲み歌い山、岩の話に花が咲く。京都のおいしいお豆腐、炭で焼くお肉の差し入れ。山でこんな贅沢していいんかいな、でもおいしかった。



ラッセルで進む


雪が深い

 朝、雪は止んでいる。分水嶺を小野村割岳を目指して進む。芦生杉についた雪のオブジェクトが面白い、自然が創りだした芸術作品だ。誰もいない静かな山一本のトレースのみ、足跡 不思議に温かいものを感じる。道に迷って心細い時、このようなトレースが見つかるとほっとするだろーなぁ。
 時間を見て引き返すことにする。小屋へ戻り、下山道の確認とトレースをつけて明日に備える。 一夜明けると青空、広河原まで尾花谷を下山、真っ白い雪の上に一本のトレースをつけるのが楽しい。
 バスがでるまで時間があるので、広河原に一軒ある喫茶店に入りコーヒー飲みながら反省会、季節折々のお花を生けてある雰囲気のよいお店だ。バスは私達だけを乗せて出発。二日間で降り積もった雪、日常の生活は都会の便利な生活に流されている人達には、わからない豊かな生活、知恵の日々が繰り返されていることだろうな。