東京周りで、福島県磐梯山をローカル線に乗ってぐる〜っと廻って目指す飯豊山登山口。山都駅より川入りへはバスが一日に二便。終点川入りから林道を歩くこと30分、川入りキャンプ地へ到着、夜から午前中にかけては雨の予報。
翌朝、朝食を済ませた後、小雨の中、傘をさして歩く。標高差1600Mの始まりだ。
地蔵山手前で岩清水があり、とても冷たくておいしい水だった。剣が峰の岩稜辺りからお花が顔を出し始め、ヒメサユリも姿を現し、楽しく歩く。今日の宿泊予定の切合小屋に着き、時間が早いので飯豊神社まで進むことにする。雨も上がり、ハクサンコザクラ・チングルマ・チシマギキョウ・ヒナウスユキソウ・シラネアオイ・ウツボグサ・シャジン・イワハゼ・マツムシソウ・ニッコウキスゲ等、多くのお花に励まされ本山テント場へ。ここは水場が近く、風除けの石も積んであるので快適だ。5分ほど上がって神社へお参り。満天の星空、天の川が美しい。
翌朝、日の出 吾妻山の上に出た 右手には磐梯山雲海が広がっている。いいねぇ。今日は快適な稜線歩き、期待通りのお花・お花。特にニッコウキスゲがすごい。

飯豊山
|

ニッコウキスゲ
御西小屋から大日岳をピストン、小屋番の方にこれから先の道の状態を確認。「雪渓に気をつけて」の言葉をいただく。雪解け跡には可憐な花が咲き・・・・!
多くの雪渓を越えて、烏帽子岳〜梅花皮岳を降りると梅花皮岳小屋。ゆっくりでいいじゃない、と気持ちを切り替えて、次のテント場まで進むことにする。
Tさん、幕営の手続きに行き、ここのビールは安い!(前の小屋では350mlが\1,000、ヒェ〜)雪の中に置いてあり、"冷た〜い、我慢できな〜い"で、その場で飲んでしまったらしい...。
ちなみにここのトイレはバイオ処理。"用を済ました後は自転車を前へ10回後ろへ20回こいでください"と書いてある。こいでいるとだんだん重くなって、終わるころには汗だく。私は一体何しにきたの??状態でした。飯豊山はどこもトイレがきれいに整備され、お水をペットボトル分補充してくださいとなってます。
各山小屋番の方は、切合小屋を除いて飯豊山に関しては精通してるので、何でも聞いてOKとのこと。体力のいる山です。山へ入るには誰もが食糧と寝袋を持参しなければなりません。
|