二年振りの春山、メンバー7名で室堂を基点に立山三山・奥大日と3日間の山行に行ってきた。快晴に恵まれ雄大な雪景色の中、剣から北アルプス連邦を 眺めながらの縦走で日頃のストレスをすべて発散した。
一日目は立山室堂から立山三山を縦走して別山から剣沢キャンプ場まで。観光写真でお馴染みの雪の回廊をバスから眺めながら積雪の多さに驚く。室堂に到着して、出発の身支度、一の越に向けて8時30分出発。一面白銀の世界、久し振りに雪を踏みしめる感触が心地よい。一の越で再度身支度、アイゼン装着、これからが雄山(3,000m)までの登りだ。強風にあおられ無い様ピッケル・アイゼンを利かせながら慎重に登る。立山三山の縦走では久し振りのアイゼンと凍りついた雪面に緊張の連続だ。自然の造形で岩に張り付いたエビの尻尾が美しい。
午後3時頃、キャンプ地の剣沢に到着。テント設営を約一時間かけて完成。これから楽しい夕食だ。

テント設営(ブロック切出)中
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剣御前より剣岳
二日目は3時起床、剣岳のモルゲンロートを眺めながら奥大日岳(2,605m)を目指す。
別山乗越は相変わらずの強風、奥大日岳までの尾根には大きく張り出した雪庇が今にも崩れそうだ。今日も快晴で雲一つ無い。全員日焼け止めとサングラスで防備。奥大日岳山頂に8時頃到着。全員で剣岳・早月尾根をバックに撮影。予想以上に早くキャンプ地に帰ったので、明日の予定を繰り上げて、一服剣まで往復した。一服剣から前剣の急峻を眺めながら来年は挑戦したい思いが募る。
三日目も3時起床、テントを回収して、室堂に向けて5時出発した。別山に登り返すに従って、霧が出てきた。いつも隣にあった剣岳が始めて姿を消す。別山乗越は相変わらずの強風、雷鳥沢への下り途中で雷鳥に出会う。近づいてもビクともしない。
霧も晴れて一段と太陽の日差しが厳しくなる。室堂バスターミナルに8時到着。立山駅近くの温泉に入って反省会兼乾杯。全員無事に富山発 12:10 のサンダーバードで帰阪。
最後に一言''春山は最高です。来年は剣岳を目指そう''
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